ルアノ地区トンブエでの啓発活動報告(山本ひとみ様から)
5月6日、チサンバ郡ルアノ地区の奥まった地域トンブエで、マラリア啓発を目的に、ムレタ氏、シバンダ氏と共にセンシタイゼーションを実施してきた。
参加者はコミュニティヘルスワーカー、ヘッドマン、地域住民 計約130名(内こども3割)だった。
現地に到着したのは12時15分。そのとき集まっていたのは、コミュニティヘルスワーカーとヘッドマン一人と地域住民数名のみ。他のヘッドマンや参加者が増えるのを待つ間、マラリア検査を実施。約40名(正確な人数ではない)検査をして29名が陽性反応。生後数か月の赤ん坊も陽性反応を示していた。マラリア患者が多いことが確認されました。
センシタイゼーション開始は、14時。開会のあいさつ、お祈り、ドラマグループの歓迎の歌と踊りと続いた。シバンダ氏により本日の催しの目的が説明された後、ドラマグループによりマラリアに関する寸劇が演じられた。シバンダ氏、ムレタ氏からマラリア予防の補足説明がなされた。続いて、下痢に関する寸劇があった。
途中、車が1台通りがかり、参加者の気がそれた。また、マラリア・下痢に関して、質問は?と問いかけても、一つも質問はなかった。きちんと理解しているからなのか、関心が低いのか、疑問に思うところであるが、マラリア予防のための蚊帳の重要性が伝わったのか、蚊帳を求めてから帰路につく人が多くみられた。
この催しを機会に、マラリア予防の意識が高まることを期待したい。