特定非営利法人ザンビアの辺境医療を支援する会(ORMZ)について

ザンビアの辺地医療を支援する会は、英語名称を”Organization to support Rural Medicine in Zambia(略称:ORMZ)と言います。日本語名称をそのまま英語にしました。

本会は、ザンビアで辺地医療(巡回診療)を行っている山元香代子先生の活動を支援するために設立されました。

山元香代子先生(1980年自治医大卒、宮崎県出身)は2005年から2007年JICA専門家としてザンビア共和国の地域保健医療の向上に尽力されました。

先生は、その後のチボンボ郡での現地調査の結果、病院やヘルスセンターから遠く離れた地域の医療環境の改善のために、巡回診療の必要性を感じられました。

そのため、先生は、2010年ザンビア保健省に巡回診療活動の申請書を提出し、同年にはザンビアの医師免許を取得されました。

2011年4月に巡回診療活動が承認されたため、先生は、同年8月から準備を始め、10月からチボンボ郡ルアノ地区等でボランティアでの巡回診療活動を開始されています。

このプロジェクトは当初日本国内のNPOからの支援で行われていました。しかし、支援が打ち切られた2011年12月からは、山元先生の自己資金のみで対応せざるを得ない状況になりました。つまり、その後、先生の自己資金で、薬品・器材の購入、活動参加協力者への日当支払、運転手の給料、ディーゼル代、車の維持費など全てを賄われてきました。

このような事情を知り、山元先生に、今後、活動を安定的に継続して頂けるよう、有志が集まり2012年7月7日、「NPO法人ザンビアの辺地医療を支援する会」を設立、同年9月20日NPO法人の認可がされました。そして2015年1月28日認定NPO法人の認可を受けています。

支援の輪は、山元先生の出身校である自治医大の同窓生を中心に、中学・高校の同窓生などにも広がっています。今後は、先生の活動を広く社会に紹介し、多くの方々の支援をお願いしたいと願っています。
支援は財政的なもののみならず、医療関係者の方々の現地での医療活動のご支援も歓迎します。
よろしくお願いいたします。

平成26年3月20日 公益財団法人大山健康財団から激励賞を受賞しました。

平成27年3月20日 読売新聞社主催、厚生労働省などが後援する第43回医療功労賞の海外部門での全国表彰を受けました。
本当に多くの方のご支援での受賞です。皆様のご支援に改めて感謝申し上げます。

平成27年10月23日 宮崎日日新聞社賞、国際交流賞を受賞しました。
山元香代子先生はザンビアで活動されているため、理事長の日髙が代理で出席し、賞状等を受け取ってきました。
これも本当に皆様のご支援の賜です。ご支援に感謝しますと共に一緒に喜びたいと思います。

平成27年11月11日、公益財団法人ソロプチミスト日本財団から、当法人の活動が地域社会のニーズに応えようと努力していると認められ、活動資金援助団体に選ばれました。ソロプチミスト宮崎ひまわりからの推薦のお陰です。
皆さんと共に喜びを分かち合いたいと共に、いただいた活動資金50万円を、ザンビアでの活動に大切に使わせていただきます。
写真は、17日に目録等を持ってきていただいたソロプチミスト宮崎ひまわりの三上会長戸の写真です。

平成30年3月27日、第14回ヘルシーソサイエティ賞(日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループにより創設された賞)を受賞し、パレスホテル東京にて午後6時から開催された式に、受賞者4名の一人として山元香代子先生が列席しました。式には安倍首相がお見えになり挨拶をされ、授賞式では山元先生の活動報告もありました。受賞に際して自治医大名誉教授の細田先生や元学長の高久先生に大変お世話になりました。感謝申し上げます。