現地活動報告(上原桂子さん報告)

山元香代子先生
お元気に日本でお過ごしでしょうか。今年の夏は格別に暑いと聞いています。
お仕事、お疲れさまです。
 ご報告が遅くなりました。8月2日、ルアノのサンダラへ、移動診療所の皆さんと一緒に行くことができました。とても貴重な経験でした。ありがとうございました。
 日本人であれだけの悪路を経験した人は少ないのではないかと思います。わたしはガタガタ道よりも砂埃のほうがこたえました。紙マスクを2枚持っていっていたので、マスクをつけたり、ダニエルさんに頼んで車間距離を取ってもらったりしました。途中からギルバートさんが車の前後を替わってくれました。それからはずっと快適でした。
 現地ではカルテノートのピックアップやマラリアチェックの検査キットを開封していくのを手伝いました。
 スタッフの方々はとてもいいチームワークで仕事をされていました。
 女の人たちがおしゃれして来られていたのが印象的でした。トイレは全く問題ありませんでした。
 帰り道、ダニエルさんの車の左後輪がパンクし、スペアタイヤも使えなかったため、皆テンボーさんの車で送ってもらいました。わたしが戻ったのは午前0時40分頃です。
 残られたダニエルさんとMr. ムレタが無事に戻れたか気にかかっていましたが、ギルバートさんが替えのタイヤを持って迎えに行き午前4時前にルサカに戻れたとのことです。皆さんお元気だそうです。
 わたしも、その日とその後とても元気にしています。
 ギルバートさんの車でムタレ家に着いたとき、しばらく誰も出て来ず、申し訳ないことをしました。元ストリートチルドレンの若い男性が亡くなって、ジャスパーさんも含め多くの男性がコッパーベルトまで一泊で葬儀に行っていたためでした。
 わたしは今、チョングエのカセンガというところに滞在しています。蛇口から井戸水が出ず、調理は炭でするような田舎です。小学校とセカンダリースクールがあります。10リットルの水と鍋一杯のお湯で入浴もやりました。やれるもんです。
 2ヵ月余り、ありとあらゆる健康法を使って心身の健康を維持しています。今のところ、下痢もマラリアもきていませんが、これでいいのかと思うぐらい、食器洗いなど難しい場所です。でも景色が素晴らしく、人との関わりが気持ち良く、ここでの暮らしも楽しいです。
 ザンビア生活、やっぱり3ヵ月では足りないなぁと思っています。暇な時間がなくて不思議な気持ちがします。
 先生にいただいたプラスチックグローブは、ムタレ家の皆さんやわたしで、とても有効に使わせていただいています。先日怪我をした男性の手当てでもおおいに役に立ちました。ありがとうございました。

 山元先生がこの村を見つけてくれたんです。 ここに山元先生が井戸を作ってくれたんです。
(日本以外の国からの支援は?)入っていないです。
と、村の人たちから先生のことを聞きました。

 長きにわたる活動に、頭がさがります。このような機会を作っていただき、本当にありがとうございました。
 お身体を大切に、どうぞこれからもお元気でご活躍ください。お礼まで。
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