ザンビアに帰ってきました

みなさま いかがお過ごしでしょうか。日本は超大型の台風が近づいていると聞きました。被害の出ないことを祈っています。

私は7日にザンビアに戻りました。串間市民病院の松田先生がいっしょでした。ルサカはどんよりと曇った天気が続き、結構な量の雨も降り、今年は雨季が早いように感じられました。雨が降り出すと、井戸掘削、殺虫剤噴霧、建設作業ができなくなると不安でしたが、その後はお天気が続いています。

ランクルのクランクシャフトが日本から届かず、1台の車は全く使えません。ありがたいことに、ギアボックスを入れ替えたランクルが、何とか走れるようです。しかし、殺虫剤噴霧にはレンタカーを借りなくてはいけないようです。

10月11日はルアノでの巡回診療。患者数は48名と少なく、マラリア陽性は45名中0名(0%)。昨年の今頃は4名(12%)でしたのでやはり減少しているようです。松田先生にいろいろとお手伝いいただきました。ルアノの巡回診療をしている近くの川に金が出るとのことで、インドの鉱山業者がルアノまでの道の整備をしてくれました。石ころや大きな岩が除かれ、見違えるほど道が良くなり、車に乗っていても楽になりました。患者数も少なく、早めにルアノを出発したのですが、途中で、車のギアがきかなくなり、ギアオイルが漏れていることがわかりました。漏れを修理することはできないので、ギアオイルを足しながら帰るしかないとのこと。もう1台の車がチサンバまでオイルを買いに出かけました。その間約3時間、だんだん暗くなり、たき火をしながら待っていました。翌日、連結菅からの漏れと分かり、部品の交換をしました。

10月17日はニャンカンガでの巡回診療でした。18日が休日で、1日前に実施したのですが、連絡が不十分で、患者数は64名と少なかったです。マラリア陽性は63中0名(0%)。昨年の同時期は3名(5%)でした。松田先生、大使館からの三木先生、島さんにいろいろとお手伝いしていだきました。ムワプラヘルスポストからスタッフが一人同乗して予防接種を実施しました。目がよく見えない、夜尿の回数が多いと訴えた60歳の女性は尿糖4+で、糖尿病と考えられ、郡病院に紹介しました。血糖を測定することはできませんが、尿のチェックはできます。これからもっと気をつけて検尿をしなくてはと考えさせられました。大使館からみえたおふたりに、大使館の草の根の資金協力に申請してはどうか、応援すると言われとてもうれしかったです。

時差ぼけと暑さで参っていたのですが、10月13日はルアノ郡保健局訪問のためオールドムクシにでかけました。ルアノのあるチサンバ郡との境界にあるルアノ郡のリテタから巡回診療の要請があり、保健省の許可がもらえそうなので、その旨を伝えるために出かけました。とにかく遠かったです。ルサカを8時過ぎに出て、途中3時間程は舗装していない道路を走り、夕方6時にようやくオールドムクシのヘルスセンターに到着。郡保健局はそこから更に2-3時間かかると言われ、残念ながら断念しました。帰途、後部のスタビライザーは落下するし、バッテリーのケーブルは完全に断裂し、全く車が動かなくなりましたが、何とか修理でき、やっとの思いで翌日の1時過ぎにルサカに到着しました。収穫はルアノ郡保健局の局長の名前と連絡先がわかったことと、途中で新鮮な野菜やスイカをとても安く買えたことでした。

10月20日にルアノで噴霧のオリエンテーションを行い、今週末からマラリア蚊の噴霧が始まります。その後ニャンカンガでも全村で実施する予定です。11月末にはコミュニティヘルスワーカーの残り10日間の研修が始まります。とても忙しいですが、車の修理が一刻も早く終了し、これ以上大きな車のトラブルが起きないことを願うばかりです。運転手の二人は土・日曜日も、わずかな時間外手当で仕事をしてくれています。ありがたいです。

この2週間、松田先生には診療だけでなく、いろいろな雑用をお願いして、とても助かりました。ありがとうございました。

みんな元気でがんばって仕事をしています。これからもみなさまからのご支援をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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