現地活動報告11月14日
みなさま いかがお過ごしでしょうか。日本は大分寒くなっていることと思います。
こちらは週末にまとまった雨が降り、曇った天気が続きました。今朝はとてもいいお天気で、きれいな青空が広がっていましたが、昼過ぎから降りだしました。もう雨季が始まったようです。10月末には日本から医師が一人4日間滞在され、11月1日のサンダラの巡回診療に同行されました。11月6日からは約2週間日本人のボランティアが滞在され、8日のルアノの巡回診療に参加されました。
ランクルのクランクシャフトが3ヶ月待って、ようやく今日、日本から届きました。クランクシャフトだけで35,287クワチャ、日本円で402,000円、高価でほんとうに涙が出ます。3ヶ月待たされたので、値引きをお願いしましたが全く相手にされませんでした。修理が完了するまではこの車は全く使えません。道路状況の悪いサンダラの巡回診療や殺虫剤噴霧にはレンタカーが必要です。
10月25日はルアノでの巡回診療。患者数は58名と少なく、マラリア陽性は53名中0名(0%)。乾季で水不足の影響で結膜炎が多くみられました、患者数が少なく早めにルアノを発ったのですが、ランクルの右前輪からブレーキオイルが漏れていて、途中で修理。ブレーキパイプにビニール袋を詰めてオイルを遮断し、他の3つのブレーキが作動する状態でルサカまで戻りました。
11月1日はサンダラでの巡回診療でした。患者数は81名と少なかったです。マラリア陽性は73中4名(5.5%)。全てルアノとの境界の地域からの患者でした。血便を訴える患者や結膜炎、ビルハジア(住血吸虫症)の患者が多かったです。チペンビから助産師が一人同乗して、予防接種を行いました。予防接種はヘルスセンターの仕事なのですが、なかなか同行してくれず、引退した助産師をプロジェクトのお金で雇い、予防接種を依頼しています。サンダラには2台の車を出しますので、チペンビヘルスセンターの看護師が同乗して、11月1日にはルアノ地区で予防接種を実施する予定でしたが、すっぽかされました。よくあることなのですが、ルアノ地区で待っていたお母さんや子供たちが気の毒でした。これからはヘルスセンターの都合に合わせ、来月からは第3週の水曜日をサンダラ行きに変更することにしました。日本人の医師が一人同行されて、診療や片付けなど手伝っていただきました。帰路で、1台はバッテリーの調子が悪くなり、レンタカーはギアの調子が悪くなり、このまま野宿かと思いましたが、何とか3時過ぎにルサカに帰りつきました。
11月8日はルアノでの巡回診療。患者数は67名。マラリア陽性は60名中0名(0%)。結膜炎が多くみられました。日本からのボランティアが一人同行され、いろいろとお手伝いいただきました。今日こそは早めにルサカに着くかなと期待しましたが、帰路、ランクルの右前輪から再びブレーキオイルが漏れていて、途中で修理しなくてはいけませんでした。翌日、ブレーキパイプの接続部が弛まないように再度修理をお願いしました。
10月27日から29日、11月10日から12日、ルアノ地区でマラリア蚊の殺虫剤噴霧を実施しました。噴霧者、監督者、運転手6名は泊りがけでした。約330戸数を噴霧したことになりますが、5月の噴霧と比べ100戸近く少なくなっているので、その理由をはっきりさせなくてはいけないと考えています。11月17日から19日はニャンカンガでの噴霧が始まります。雨が降らないことを祈るばかりです。
11月末からコミュニティヘルスワーカーの研修、後半分10日間を予定しています。今日14日は研修の講師3名に集まってもらい、研修の進め方などについて話し合いました。宿舎の手配、食事の手配、物品の購入など準備もいろいろあり、殺虫剤噴霧の準備と合わせ、日本人のボランティアの方に助けていただいています。とてもありがたいです。
毎回巡回診療のたびに車の調子が悪くなり、へこむことの多い毎日ですが、みんな元気でがんばって仕事をしていこうと思います。これからもみなさまからのご支援をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。