設立趣意書

1 趣 旨

ザンビア共和国政府を中心としたさまざまな国際機関、NGOなどの努力により、ザンビアの医療状況は改善してきた。しかし、地方では十分な医療の恩恵を受けられない人々が数多くいる。道路などの整備が遅れているために、辺地(遠隔地)に住む人々は、数時間から1日かけて、徒歩であるいは牛車などでヘルスポストやヘルスセンターを受診している。そのような地域を含めて、ヘルスセンターからスタッフが母子保健サービスを提供するためのアウトリーチ活動を実施しているが、そのサービスは予防接種など限定的で、道路事情が悪く中止になることが頻繁にある。そのため、辺地(遠隔地)の人々、特に5才未満の乳幼児や妊産婦が基本的な医療サービスを定期的に受けられるようなシステムを確立することは急務である。当会員の医師山元香代子は、郡病院やヘルスセンタースタッフの協力の下、巡回診療を開始し、基本的な医療サービスを提供している。この活動を継続し、更に他の地域にも活動を拡大できるように、また、これらの活動を法人会員と共有することにより、国際協力の在り方についてともに考える場となるように、特定非営利活動法人として設立するものである。

2 申請に至るまでの経過

当会員の医師山元香代子は、現地住民、ヘルスセンタースタッフ、郡・州保健局関係者、ザンビア国保健省との話し合いを通して、2011年4月に、保健省から巡回診療の認可を受けた。郡病院でのボランティアとしての診療、巡回診療の準備の後、2011年10月からチボンボ郡ルアノ地区で月2回、巡回診療を開始した。2012年6月からは同郡カナカンタパ地区からの強い要請により、月1回の巡回診療が始まった。また、これらの地域のマラリア患者数の急増があり、自治医科大学第3期卒業生の支援を受け、住民に対して健康教育や蚊帳の配布などを実施している。これらの活動を継続・拡大し、住民に対しての更なる健康衛生啓蒙活動をすすめることができるように特定非営利活動法人として設立認証の申請を行うものである。

平成24年7月7日

特定非営利活動法人 ザンビアの辺地医療を支援する会 設立代表者
宮崎県宮崎市生目台西4丁目7-7
日 高 良 雄